三洋電機は12月9日、金融子会社の三洋電機クレジットの発行済み株式の33.3%を、米Goldman Sachsグループに約230億円で売却すると発表した。
12月22日付けで売却する。三洋の持ち株比率は19.9%に低下し、同社の連結対象から外れる。Goldmanグループは年内に三洋クレが行う予定の第三者割り当て増資を引き受け、株式の42%を持つ筆頭株主となる予定。
三洋は事業の選択と集中を加速中。金融事業を切り離して負債を圧縮し、得意分野に注力していく。
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三洋の今期の最終赤字が前回予想の1400億円から2330億円に拡大する見込み。最大3000億円規模の増資を検討する一方、従業員の給与一律5%カットにも踏み切る。二次電池など得意分野に集中し、「総合家電」の看板は下ろす中期計画も公表した。
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