ソフト開発のドリームテクノロジーズは12月12日、民事再生手続きを申し立てた平成電電の支援スポンサーに決まったと発表した。支援策の詳細は現在協議中としている。
ドリームテクノロジーズは以前に平成電電が筆頭株主で、無線LANサービスの共同展開などを計画していた経緯がある(関連記事参照)。
平成電電の破たんにともない、ドリームテクノロジーズは同社への売掛金約45億円が取り立て不能か遅延になる恐れがあると発表。株価が急速に下落したが、11月になって村上世彰氏が率いるM&Aコンサルティング系ファンドが株式取得と転換社債型新株予約権付社債の引き受けで筆頭株主となった。
関連記事
- 「CHOKKA」不振で巨額負債――平成電電の経営破たん
平成電電が1200億円の負債を抱えて経営破たんした。収益の柱となる予定だった「CHOKKA」のユーザーは15万人。目標の100万人には遠く及ばなかった。 - 平成電電が経営破たん 負債1200億円
平成電電は10月3日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、受理されたと発表した。負債総額は約1200億円。 - WiMAX&Wi-Fiの全国サービス――平成電電とドリームテクノロジーズ
ドリームテクノロジーズと平成電電は、WiMAXとWi-Fiを組み合わせた高速データ通信サービスを2006年にも開始する。価格は「既存事業者の半額」をうたう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.