証券取引法違反の疑いによるライブドアの家宅捜索を受け、1月17日の東京株式市場では、ライブドア関連銘柄に売りが殺到。マーケット全般にも波及し、平均株価を下げた。
ライブドアは値幅制限の下限(ストップ安)となる前日比100円安の596円で約80万6000株が比例配分されたが、発行済み株式総数の20%超に当たる約2億6000万株の売り注文を残した。ライブドアマーケティングやライブドアオート、ターボリナックス、メディアエクスチェンジ、セシールなど関連銘柄もストップ安売り気配で大引けとなった。
ライブドア株式を保有するフジテレビは前日比2万9000円安(-9.03%)の29万2000円で取引を終えた。楽天やインデックスなど新興IT系が広く売られ、日経平均株価に影響が大きいソフトバンクも480円安(-11.11%)の3840円に下げた。
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