沖電気工業は1月24日、世界初となる液晶用13ビットソースドライバIC「MT3100」を開発、3月からサンプル出荷すると発表した。今後の主流になると見られるフルHDTV対応液晶テレビや、デザインや医療用などの高品位モニターなどを想定している。
RGB各色で13ビット出力(約8200階調)に対応し、最大約5500億色の表示が可能。一般の10ビット(1024階調)に比べて自然な色再現が可能になる。
フレームレート120Hzにも対応できるよう、データ転送速度を500Mbps相当に高速化。一般に使われている転送方式「mini-LVDS」を発展させた「FP-LVDS」を開発し、今後高速データ転送方式の標準として液晶モジュールメーカーに採用を働きかける。
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