東芝は2月9日、NAND型フラッシュメモリを増産するため、630億円を追加投資して300ミリウエハー生産ラインを増強すると発表した。今年末の生産能力を計画から40%強引き上げ、月産7万枚に拡大する。iPodなどの携帯プレーヤーや、携帯電話向けなどのおう盛な需要に増産で対応する。
メモリ拠点の四日市工場(三重県四日市)で300ミリ対応ラインを増強する。200ミリラインで量産を始めている70ナノメートルプロセスを300ミリにも導入し、その後52ナノにシュリンクする計画だ。
2006年3月期、同社半導体事業の設備投資額は2890億円に上り、過去最高。
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