検索
速報

腕にも巻ける布製電子タグ、NICTが開発

情報通信研究機構(NICT)が布製電子タグを開発。金属曲面や人体などに直接装着でき、電子タグの用途が広がる。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 独立行政法人の情報通信研究機構(NICT)は2月24日、布製の電子タグを開発したと発表した。金属の曲面や人体などにも直接装着でき、電子タグの用途が広がるとしている。

photo

 NICTが開発した布製アンテナを電子タグに応用した。試作品は2.4GHz帯に対応するが、UHFの950MHz帯への応用も可能という。

 電子タグでは一般的に、導線を細い帯状にして使う線状アンテナが使われている。だが線状アンテナは、金属や人体のような導電体に直接取り付けると機能しなくなる。代わりとなる平面型の「マイクロストリップアンテナ」は硬い基板を使うため、曲面や人体などに装着するのは難しかった。

photo
腕にも装着できる

 布製電子タグは、マイクロストリップアンテナを布製にすることで問題を解決した。通常のマイクロストリップアンテナと比べ材料費が10分の1と安く、低コスト化も可能だとしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る