ソニーは2月27日、ソニープラザなどリテール事業5社を新設する持ち株会社の傘下に置き、持ち株会社株式の51%を日興プリンシパル・インベストメンツに売却すると発表した。本業のエレクトロニクス事業への集中の一環。今後、持ち株会社への出資比率は順次低下させる方針。
5社は輸入雑貨販売のソニープラザのほか、通販のソニー・ファミリークラブ、化粧品メーカーのB&Cラボラトリーズ、フランス料理レストランのマキシム・ド・パリ、健康施設運営のライフネオ。
リテール事業群を傘下に置く持ち株会社を新設し、2006年度第1四半期中を目指して日興プリンシパルに株式譲渡を行う計画。ソニーは昨年9月の中期経営方針説明会で、リテール事業群は他社との提携を含めて選択と集中を進める方針を明らかにしていた。
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