楽天は3月1日、総額1000億円規模の公募増資を実施すると発表した。信販子会社・楽天KCの増資引受金や借入金の返済資金に充て、財務体質を改善するとしている。
115万株を新規に発行し、増資後の発行済み株式総数は1298万8483株になる。手取額の概算は約1077億円。払い込みは3月23〜27日の予定。
同時に、三木谷浩史社長と妻の三木谷晴子氏による10万株ずつ、合計20万株の売り出しも行う。「株式分布状況の改善と流動性の拡大が目的」としている。
同日のJASDAQ市場で、同社株価の終値は前日比3800円安の9万7200円。
関連記事
- 楽天が最終黒字に転換、経常益は2.3倍に ECが順調
楽天の前期決算は大幅な増収増益を達成。EC事業が順調に成長しているほか、証券事業が大幅に拡大した。新規参入したプロ野球も黒字化を達成し、「楽天の経営力をアピールできた」。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.