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素人だらけの“IT劇団” ネットの力で超満員ITは、いま(4/4 ページ)

劇団なのにITだった。SNSとブログを駆使し、サイトで集客してキャストを集め、資金を稼ぎ、チケットを売った。全員が素人だったが、成果は玄人顔負けだった。

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素人劇団の「次」

 第2回は、キャストは全員入れ替わり、スタッフも変わる。座長は、今年就職する宮崎さんから、大学院生で前回スタッフの竹内宏之さんにバトンタッチした。お金もまた1から稼ぎ直し。「素人だけど」という“言い訳”は、もう通用しない。

 サイトも完全リニューアルし、ショートムービーなど新コンテンツを投入した。現役東大生の座長が、「東大」と書いたランニングを着て都内の小劇場に走る「ランニングマンと小劇場マラソン」のムービーを公開したほか、ポッドキャスティングも再開する予定。魅力あるコンテンツで集客力アップを図る。

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ランニングマンと小劇場マラソン

 新SNSの構築も考えている。全国の演劇員がコミュニケーションできるSNSで、ライブドアのSNS「livedoor フレンドパーク」(現在は「フレパ」)を構築した水波さんが腕を振るう。

 公演は8月末から。キャストは、経験者も含めて広く募集中だ。

 素人でなくなったブサイコロジカル。は、再び試行錯誤しながら、新しい場所に向かって歩いている。

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「劇団の宣伝方法はいまだに、ビラ配りやポスター張りなど、かつての小劇場演劇時代と変わっていない。でも時代は変わり、人のニーズが変わった。もっと色んな方法があっていい」と竹内さん(左)。水波さん(右)は、「IT関連以外の人にもアピールできる劇団になりたい」
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