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RIMとNTPのBlackBerry訴訟、6億1250万ドルで決着
BlackBerry禁止命令が懸念されていたRIM対NTPの訴訟は、RIMからNTPに6億1250万ドルを支払うことで決着した。
BlackBerryをめぐるResearch In Motion(RIM)とNTPの訴訟で3月3日、和解合意が成立した。RIMからNTPに6億1250万ドルを支払い、両社の間でライセンス契約を交わす内容。
発表によると、すべての条件で最終的な合意に達し、RIMに対する訴訟は同日、裁判所の命令で取り下げられた。裁判所がこれ以上の損害賠償や禁止命令を言い渡すことはないという。
この訴訟をめぐっては、裁判所が米国でのBlackBerry禁止命令を言い渡すかもしれないとの公算が高まっていたが、和解によってこれが回避された。
ライセンス契約と和解条件はNTPが保有している全特許に関連し、RIMの全製品、サービス、技術が網羅される。NTPでは、RIMがBlackBerryを含む事業を自由に継続する権利を容認。RIMおよびパートナー企業はRIM製品とサービスを自由に販売することができる。
RIMでは和解経費として4億5000万ドルを計上済みで、追加の1億6250万ドルを第4四半期に計上する。4月16日の決算発表で詳細を発表予定。
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