NECは3月7日、次世代スーパーコンピュータ内の光配線用光源として面発光レーザーを開発し、世界最速となる25Gbps/chの動作に成功したと発表した。
従来の面発光レーザーと比べ2倍以上の伝送速度が可能になる。スーパーコンピュータ用LSIでは、2010年ごろに20Gbps以上の伝送速度が必要とされており、特にプロセッサ−メモリ間で生じるボトルネックを解決する手段になるとしている。
スーパーコンピュータ用LSIの性能向上が進み、従来の電気信号では伝送が間に合わなくなりつつある。このため伝送信号を光化しで高速化する光インターコネクションが注目されている。
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