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イオン新銀行はICカード&電子マネーを活用
イオンが新規参入を目指す新銀行は、生体認証対応ICカードや電子マネーを活用し、異業種の他社とも連携した決済プラットフォームを構築していく計画だ。
イオンは3月10日、銀行業への参入に向け、4月をめどに準備会社を設立すると発表した。ICカードと電子マネーを活用し、グループ各社や異業種間で決済サービスで提携するなどし、開業後5年で300万口座、預金残高6500億円以上を目指す。
新規参入した銀行はネットやATMに特化した業態がほとんどだが、「イオン銀行」(仮称)は対面サービスも行うフルバンキングを計画している。グループ約1500店の店舗網と顧客基盤に加え、約1370万人のカード会員をイオンクレジットサービスなど、グループの金融事業も活用して業務を展開。ショッピング向けの小口決済からローン、金融商品販売まで総合的に提供していく。
生体認証に対応した多機能ICカードを採用することで安心感を高める。また電子マネーを積極的に活用し、他社と決済サービスで連携することで利便性を向上するほか、地域経済の活性化にもつなげたいとしている。
イオンはJR東日本と「Suica」導入で包括提携しているが。、報道によるとイオンの岡田元也社長は、Suicaとは別に独自の電子マネーを使う方針を明らかにした。
セブン&アイ・ホールディングスも、来年春をめどに独自方式の電子マネーを展開する計画を明らかにしている(関連記事参照)。
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