速報
米アクティブユーザーのブロードバンド率、7割近くに
米国でのインターネット普及率はここ数年横ばいの74%、アクティブなユーザーにおけるブロードバンド率は68%に達したという。利用内容としては、ビデオコンテンツが急増している。
米国の調査会社Nielsen//NetRatingsは3月14日、2006年2月のアクティブなブロードバンド利用者数が、前年同月比で28%増加したと発表した。
米国は過去3年、年率10%以上の順調な成長を遂げており、アクティブなインターネットユーザーにおけるブロードバンド率は過去最高の68%に達した。
このブロードバンド率は、2003年2月には33%だが、2004年には45%、2005年には55%と増え続け、2006年には7割近くがブロードバンドユーザーとなった。ただし、全体的なインターネット普及率はここ数年横ばいで、2006年2月には74%となっている。
ブロードバンドが浸透するにつれて、1人当たりのPCの利用時間は長くなる傾向にある。同社の調査によれば、1カ月当たりの利用時間は2003年には25時間33分だったが、2006年には30時間35分となり、1カ月で5時間ほど増えている。
ブロードバンドの浸透を反映するように、ビデオコンテンツの利用が急増している。ビデオ共有サイトではMSN Videoがユニークビジター数927万9000人となり、前年同月比で44%の伸び。YouTubeとGoogle Videoは今年になって急成長したサイトだが、それぞれ904万5000人、624万6000人のユニークビジターを獲得し、2位と3位につけている。
関連記事
- 米国のブロードバンド普及率、都市と地方の差は縮小
2005年末現在、自宅でブロードバンド接続を利用しているのは地方在住者の24%に対し、都市圏では39%だったが、この差は過去2年で縮まっている。 - AOL、ダイヤルアップ会員にブロードバンド移行を奨励
- ブロードバンド普及率首位は韓国、利用世帯数は中国が急増
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.