エルピーダメモリはこのほど、90ナノメートルプロセスによるXDR DRAMの量産準備を完了した。最高4.0GHzで安定動作を確認しており、HD映像などを扱うデジタル家電向けに出荷に備える。
XDR DRAMは、米Rambusの超高速データ転送技術を採用した次世代DRAM。高速動作が特徴で、ソニーコンピュータエンタテインメントが11月に発売予定の「プレイステーション 3」が採用する。
エルピーダは100ナノメートルの512Mビット品を昨年3月からサンプル出荷している。90ナノメートルプロセスでも同容量のチップをこのほど開発。100ナノに比べ生産性が約20%向上するという。
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