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Hynix製フラッシュに輸入販売差し止め命じる 東芝訴訟判決
HynixにNANDフラッシュ関連特許を侵害されたとして東芝が訴えていた訴訟の判決は、特許侵害を認めた上でHynix日本法人に輸入販売差し止めと損害賠償の支払いを命じた。
韓国Hynix Semiconductorが東芝のフラッシュメモリ関連特許を侵害したとして、東芝がHynix日本法人を相手取り、製品の輸入販売差し止めと損害賠償を求めていた訴訟の判決が3月24日、東京地裁であった。高部真規子裁判長は特許侵害を認め、Hynix日本法人に製品の輸入販売の差し止めと784万円の賠償を命じた。
東芝は2004年11月、Hynixが東芝のNAND型フラッシュ関連特許3件を侵害しているとして、ハイニックス・セミコンダクター・ジャパンに対し輸入販売差し止めと損害賠償を求めていた。東芝は米国でもフラッシュメモリとDRAMの特許を侵害されたとして訴訟を起こした。
東芝のNAND型フラッシュ事業は、同社の営業利益の半分を稼ぎ出す半導体事業の柱。携帯プレーヤー市場の拡大などでおう盛な需要を背景に、多額の資金を投じて生産能力を引き上げている。
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