SBIホールディングスは3月27日、インターネットを販売チャネルに活用する損保会社の設立を、あいおい損害保険と共同で検討することで基本合意した。保険比較サイトなどを持つグループの金融ノウハウと顧客基盤を活用する新しい損保会社として2007年度上半期の営業開始を目指す。
まず自動車保険から取り扱い、順次第三分野保険などに拡大する。保険比較・見積もりサイト「インズウェブ」やネット証券最大手のイー・トレード証券、住宅ローンのSBIモーゲージなど、グループのリテール事業との相乗効果を図っていく。
同日付けで設立検討委員会を設置し、6月末までに準備会社を設立する予定。当局の許認可を得た上で早期の営業開始を計画する。
あいおい損保は同日、「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ、保険比較サイト「保険市場」などを運営するアドバンスクリエイトとも、それぞれ新損保会社の設立を検討することで合意したと発表している。
関連記事
- ネット銀初のフルバンク──SBI、住友信託が共同設立へ
SBIと住友信託がネット銀行を共同設立する。SBIのネット金融事業のノウハウと、住信の銀行運営や資産管理ノウハウを持ち寄り、決済、運用、調達の3機能を備えたネット銀初のフルバンクとして2007年上期に開業する予定だ。 - SBI、生活関連情報サービスで新会社
- SBIがファイナンス・オール吸収を決定
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.