首都圏で地上デジタル放送用の電波を送出する「第2東京タワー」の建設地が3月31日、東京都の墨田・台東地区(東武伊勢崎線の業平橋駅と都営浅草線押上駅の間)に決まった。高さは610メートルで、電波塔としては世界一。総事業費は約500億円で、2011年の開業を目指す。
現在、地上デジタル放送波を送出している東京タワーは、周辺のビルが電波を遮蔽するなどといった問題あり、より高い新タワーが必要とされていた。
新タワーの誘致には、さいたま市や東京都足立区、豊島区などが参加。第1候補に墨田区が、第2候補にさいたま市が選ばれていた。
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「第二東京タワー構想」が大詰めを迎えている。放送局側は、タワー建設場所もさることながら、できるだけ早期に600メートル級の新タワーを建てたいとの気持ちを強く持っているようだ。これには地震対策としての意味合いも大きいからだ。
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