ライブドアは4月10日、通販大手のセシールを子会社化すると発表した。傘下のライブドアマーケティングなどが間接分を含め保有する合計60.46%を取得する。証券取引法違反事件を受け、ライブドアマーケティングはネット広告事業などに集中する方針で、昨年子会社化したばかりのセシールの分離を決めた。
ライブドアは13日付けで、ライブドアマーケティングからセシール株式を取得する。取得額は合計約202億円だが、ライブドアマーケティングへの貸し付け金を一部相殺して充てる。
ライブドアはセシールが抱える約1500万人の顧客資産などをポータルサイト事業や金融事業に活用する。
ライブドアマーケティングはライブドアからの独立性を示すため、社名を「メディアイノベーション」に変更する予定。
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