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Universal、HD DVDでVC-1コーデック採用
HD DVDのサポートを早くから表明していたUniversalが、第一陣のタイトルのコーデックとして、Microsoftが開発したVC-1を採用すると発表した。
米MicrosoftとUniversal Picturesは4月24日、開催中の放送機器カンファレンスNAB2006で、VC-1コーデックを使ったHD DVDタイトルのリリースについて協力していくと発表した。また、UniversalはHD DVDのインタラクティブ機能にiHDを使用することも表明している。
VC-1はSMPTE(全米映画テレビジョン技術者協会)によりビデオ圧縮標準として認定され、HD DVDの必須コーデックの1つとなっている。HD DVDではH.264とVC-1、そしてMPEG-2のコーデックが利用可能だが、Microsoftとの提携により、UniversalはHD DVDの初期タイトル「Serenity」「Doom」「Apollo 13」「ボーン・スプレマシー」「U-571」「ヴァン・ヘルシンク」などでVC-1コーデックを採用するという。
Universal Studios Home Entertainmentのクレイグ・コーンブラウ社長はVC-1採用の理由について「UniversalはHDコンテンツに最適なフォーマットを探しており、VC-1は当社のタイトルに求めている品質を提供できることが分かった」と述べている。同氏はVC-1とiHDの組み合わせによる柔軟なインタラクティブ機能の必要性も採用の理由の1つに挙げている。
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