速報
MicrosoftがSNS企業「Wallop」を設立
WallopはMacのデザインも手掛けたFrog Designによる次世代インタフェースや、自動的にユーザーのソーシャルネットワークを構築する独自アルゴリズムを開発している。
米Microsoftは4月25日、同社の研究部門で生まれた新しいソーシャルネットワーキングサービス(SNS)技術をスピンアウトして、新会社Wallop Inc.を設立すると発表した。
Wallopは次世代ソーシャルコンピューティングの提供を目的とする企業。起業家のカール・ヤコブ氏がCEO(最高経営責任者)を務める。
Wallopは年内に立ち上げ予定で、現行SNS技術の問題を解決し、ユーザーがオンラインで個性を表現するまったく新しい方法を導入するという。例えば現行SNSでは実世界のような交流が難しいが、WallopはMacのデザインも手掛けたFrog Designを起用して、次世代のユーザーインタフェースを考案したと述べている。
また、WallopはSNSで一般に使われている「Friend-of-a-Friend(FOAF)」モデルの代わりに、社会的交流に応じて自動的にユーザーのソーシャルネットワークを構築し、維持する独自のアルゴリズムを開発した。
Wallopは、Microsoftが社内で開発した技術を起業家や新興企業にライセンス供与する「Microsoft IP Ventures」プログラムから生まれた。
関連記事
- 女性専用、ジョーク専用――ニッチなSNS増加の兆し
- ヤフーもSNSに参入
- MS、ネット関連の研究所を設置。元Yahoo!研究者をトップに
- Microsoft、メールの重要度を判別するツール公開
- MS社内開発の技術を起業家にライセンス供与
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.