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「デジタル音楽の売り上げ搾取」でアーティストがSony Musicを提訴

原告は往年のロックバンド、チープ・トリックとオールマン・ブラザース・バンド。原告によれば、Sony Musicでは音楽ダウンロード販売の売り上げから「コンテナ/パッケージ代」などを差し引いて、1曲当たり約4.5セントしかアーティストに渡していないという。

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 AppleのiTunes Music Storeなどを使ったデジタル音楽販売でアーティストに支払われる取り分が少なすぎるとして、ロックバンドのオールマン・ブラザース・バンドとチープ・トリックがSony Musicを提訴した。原告側の弁護を務めるLabaton Sucharow & RudoffとProbstein & Weinerが4月27日、発表した。

 発表によれば、デジタル音楽のダウンロード販売では、音楽パブリッシャーへの支払い分を差し引いてSony Musicは1曲当たり70セントの売り上げを得ているが、そのうち約30セントがアーティストに支払われるべきだと原告側は主張。

 しかしSony Musicでは、音楽ダウンロード販売をCDやカセットテープと同じ物理製品の販売として扱い、「コンテナ/パッケージ代」として20%を差し引いたうえ、「オーディオファイル」代としてさらに50%を差し引き、アーティストには1曲当たり約4.5セントしか支払っていないとされる。

 Sony Musicがアーティストに支払うべき金額を払わないのは契約違反であり、多額の損害を受けたと原告側は訴えており、集団代表訴訟としてほかのアーティストにも参加を呼び掛けている。

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