調査会社IDCが4月27日発表した統計によると、1〜3月期の世界PDA出荷は、前年同期より22.3%減少して150万台となった。前年比の出荷減少は9四半期連続となる。
PDAにはBluetooth、Wi-Fi、拡張メモリ、GPSといった機能が組み込まれるようになっているが、こうした機能は携帯電話にも採用されているため、PDA市場縮小に歯止めがかからないとIDCは指摘する。
しかし、いずれ下げ幅が鈍化して市場規模は安定するだろうとIDCは予想。どの程度の規模で落ち着くかはまだ分からないが、ハンドヘルドのコアユーザーと、機能強化によって支えられると見ている。
出荷台数ベースのシェアはPalm(32.2%)を筆頭に、HP(23.5%)、Dell(9.7%)、Acer(7.5%)、Mio(7.1%)の順。各社の出荷台数が前年比で軒並み2けた台の減少となる中、Mioは欧州とアジアで勢力を伸ばして84.4%の伸びを示し、Medionを抜いて5位に食い込んだ。
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