ソフトバンクの孫正義社長は5月10日、ボーダフォン向け携帯電話端末の供給メーカーとしてパナソニックモバイルコミュニケーションズ(PMC)が年内に参入することを明らかにした。
ボーダフォン向けに端末を供給しているのは現在、シャープ、東芝、NEC、韓国Samsung Electronics、フィンランドのNokia。3G端末ラインアップが他社と比べて弱いと指摘されてきたことを受け、国内シェア2位の同社製端末を加えて強化する。
孫社長は同日のソフトバンク決算説明会で、「パナソニックの他にも国内メーカーが参入を準備中だ」と話した。
パナソニック端末は旧J-フォンの「J-P51」以来。現在、PMCの国内キャリア向け端末供給はNTTドコモのみ。同社は海外の不振などで2005年度に営業赤字に陥っているが、本年度は黒字に転換する計画。
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2005年度の国内向け携帯出荷台数が2年ぶりに増加した。国内携帯メーカーの端末シェア争いで、長年首位を守ってきたNECが3位に転落。ボーダフォン、ドコモに端末を供給するシャープが首位となった。
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