「テレビを楽しむネット」 民放・広告代理店連合のポータル始動
「テレビをもっと楽しむインターネット」――こんなコンセプトの動画ポータルサイト「DOGATCH」がプレオープンした。在京民放キー局5社と広告大手4社が共同出資したプレゼントキャストが運営する。
「テレビをもっと楽しむインターネット」――こんなコンセプトの動画ポータルサイト「DOGATCH」(ドガッチ)が、6月1日にプレオープンした。在京民放キー局5社と広告大手4社が共同出資したプレゼントキャストが運営するサイトで、各局の番組を宣伝したり、各局のビデオオンデマンド(VOD)サービスに誘導する役割を果たす。
プレゼントキャストは、日本テレビ放送網、東京放送(TBS)、フジテレビジョン、テレビ朝日、テレビ東京、電通、博報堂DYメディアパートナーズ、アサツーディ・ケイ、東急エージェンシーが共同出資した合弁新会社。
DOGATCHは、民放5局の番組表やおすすめ番組などがチェックできる動画ポータルサイトで、メールアドレスや郵便番号、職業など簡単なプロフィールを登録すれば、無料で利用できる。
プレオープン期間の目玉コンテンツとして、サッカーワールドカップ関連映像を無料配信する。ドイツ大会全64試合のハイライト動画の配信権をインデックスから取得したほか、2002年の韓国・日本大会、2005年のコンフェデレーションズカップのハイライト動画や、各局のサッカー解説者による解説も公開する。ドイツ大会のスケジュールも紹介。試合ごとに、放映する放送局や放映時間をチェックできる。
NTTグループや日清食品など、すでに13社がスポンサーとして参加しており、動画CMやバナー広告を提供している。
同社の石川豊社長(電通から出向)は「テレビのガイド的な位置づけで、テレビ局への誘導が目的。GyaOやYahoo!動画などとは事業の形態が異なる」と語った。正式オープン時のサービス形態は未定だが、会員数は「なるべく早く100万人に到達したい」とした。
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