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低所得者支援の情報ネットワーク開設へ
非営利組織のOne Economyは米国初の低所得者向け情報/リソースネットワーク「Public Internet Channel」の開設に向け、リソース集めのキャンペーンを開始する。
低所得者のIT利用を支援する非営利組織のOne Economyは6月9日、米国初の低所得者向け情報/リソースネットワーク「Public Internet Channel」(PiC)を開設する計画を発表した。
PiCは英語とスペイン語で、安全/緊急サービス、教育、健康、家計、市民活動などに関するコンテンツを提供。貧困や遠隔地に住んでいることが原因で情報から切り離されている人のために、各種サービスについての情報を提供したり、教育、雇用機会を与えることが目的となる。
今後2年がかりでリソース集めとプロジェクト周知のためのキャンペーンを開始。メリーランド州ボルティモア市では、自治体の先陣を切る形でPiCを利用して市民向けに情報とリソースを提供すると表明している。
One Economyは現在、米国の低所得者向けに2カ国語で情報とリソースを提供するサイト「Beehive」を運営しており、この経験をPiCに活用する。
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