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OASIS、緊急データ交換規格を標準認定
救急サービスに従事する政府・自治体機関や民間セクターの間で情報共有とデータ交換を促進するための規格が、OASIS標準に認定された。
標準化団体のOASISは6月20日、緊急時のデータ交換のための規格「Emergency Data Exchange Language Distribution Element(EDXL-DE)1.0」がOASIS標準として認定されたと発表した。
EDXL-DEは救急サービスに従事する政府・自治体などの公共機関や民間セクターの間で情報共有とデータ交換を促進するための規格。2004年に米国土安全保障省のプロジェクトとして始まり、その後OASISに提出されて緊急管理技術委員会で標準策定に当たっていた。
EDXL-DEは緊急情報が誰あてにどんな状況の下で送られているのかを特定するヘッダの役割を果たすものだと、同委員会議長のエリサ・ジョーンズ氏は解説。「自治体、州、国、国家間などあらゆるレベルで具体的な通信計画への道筋を示す強力な手段となる」と述べている。
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