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Palm対Xeroxの特許訴訟、2250万ドルで和解
Palm OSの手描き認識技術「Graffiti」をめぐり、PalmがXeroxから9年前に起こされていた特許訴訟で和解が成立した。
米XeroxがPalmを特許侵害で訴えていた訴訟で、PalmがXeroxに2250万ドルを支払う内容の和解が成立した。両社が6月28日、発表した。
Xeroxは1997年、Palmの前身企業を相手取り、Palm OSで以前使われていた手描き認識技術の「Graffiti」が、Xeroxの「Unistrokes」特許を侵害しているとして提訴した。
PalmがXeroxに支払う和解金の2250万ドルには、Unistrokesなど特許3件のライセンス料が含まれる。また、双方で合意した分野の利用に関して訴えを起こさないとする7年間の相互契約を交わした。
Palmとともに被告となっていたPalmSource(現在はアクセスの100%子会社)と3Comも無条件で訴訟から解放され、Unistrokes特許の利用権を取得する。
Xeroxでは、訴訟が長引くことでこれ以上の経費などがかかることを避けるため和解に持ち込んだと話している。
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