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「100ドルノートPCプロジェクトは順調」――推進者のネグロポンテ氏
子供1人にコンピュータ1台の普及を目指すプロジェクトは順調で、来年には何百万人もの子供にノートPCを手渡すことができそうだとネグロポンテ氏は語った。
子供1人にコンピュータ1台の普及を目指す「One Laptop Per Child」プロジェクトの推進者、ニコラス・ネグロポンテ氏(米マサチューセッツ工科大学メディア研究所名誉会長)が7月6日、National Educational Computing Conference(NECC)で教育者を前に基調講演を行い、プロジェクトの進捗状況について説明した。
基調講演でネグロポンテ氏は、プロジェクトは順調に進んでおり、来年には世界で何百万人もの子供にノートPCを手渡すことができそうだとの見通しを披露した。
NECCでは、来場者のデモ用に初めて100ドルノートPCの試作品が披露された。このPCは消費電力2ワット以下で、電気がなくても人力で稼働できるといい、接続にはWi-Fiメッシュネットワークを利用できる。自然光でも人工の明かりでも見やすいデュアルモードディスプレイを搭載している。
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