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カブドットコム、夜間取引の私設市場開設
カブドットコム証券は、夜間にオークション方式で株式を売買できる私設市場を8月に開設する。約300銘柄の現物取引からスタート。基幹システムは自社で開発・運営する。
ネット専業のカブドットコム証券は7月12日、夜間にオークション方式で株式を売買できる私設市場「kabu.com私設取引システム」(kabu.comPTS)を8月に開設すると発表した。流動性が高い約300銘柄の現物取引からスタートし、銘柄数は順次拡大する。信用取引も検討する。
昨年の証券取引法改正で運営可能になった市場で、11日付けで認可を受けた。開設は国内初。午後7時30分〜午後11時にかけ、証券取引所と同じ流れで注文、約定、決済できる。約定日も昼間と同様、同日中になる。参考情報として、取り扱い銘柄による独自指数「kabu.comPTS指数」の公表を検討する。
高度な売買監視システムを搭載したシステムセンターを福岡県に開設した。東京のシステムセンターとリアルタイムに同期させ、障害などが発生した場合も迅速にデータ復旧・システム再稼働が可能になるとしている。基幹システムは自社で開発・運営する。
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