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「日本のIT技術者、幸せではない」──MSの課題

マイクロソフトのヒューストン社長は、新年度の課題として「IT技術者の地位向上」を掲げる。「あまり幸せではない」ためだ。

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 「日本のITプロフェッショナルはあまり幸せではない」──マイクロソフトのダレン・ヒューストン社長は、7月13日開いた経営方針説明会で、IT技術者の地位向上を新年度の課題に挙げた(関連記事参照)

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ヒューストン社長

 米Microsoftの日本法人として今年で20周年。独自の3カ年計画「Plan-J」の初年度は「順調」と評価したヒューストン社長が、今月からスタートする新年度の課題の1つとして掲げたのがITプロの地位の改善だ。

 「日本のITプロは『社内のPCを購入する』という決定はできても、プロジェクトなどの上位の大きな決定には参加できてないようだ」(ヒューストン社長)。ITプロの地位の低さは報酬の低さにつながる。デベロッパを含むIT技術者全般の不足と不満は深刻になってきていると見る。

 IT技術者の地位を高めるため、職業の基盤となるITスキルの向上を支援していく考えだ。同日には、同社のエバンジェリストらがコミュニティーや企業に出張して無償で最新技術動向を解説するワークショップ「Microsoft On」の受け付けを始めた。年間1000回の開催が目標だ。

 5月には東京の離島・式根島で、IT技術者による島おこしイベントが開かれ、同社が全面的にバックアップした(関連記事参照)。これも、IT技術者が島おこしに一役買うことで、技術者へのイメージを向上させるのがねらいだった。

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