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Google、視覚障害者のための検索サービス公開
Google Accessible Searchではページレイアウトのシンプル性を基準として適合性を判断し、ユーザビリティの高いサイトが上位に表示される。
米Googleは7月20日、視覚障害者の使いやすさに重点を置いた検索サービス「Google Accessible Search」のβ版を公開した。
Google Accessible Searchでは適合性を判断する際、Googleの検索アルゴリズムに加え、ページレイアウトのシンプル性を基準として結果が分類されるようにした。これはテキストを音声に変換する装置を使っているユーザーに配慮したもので、ユーザビリティの高いサイトが上位に表示される。
現行バージョンではWebページのhtmlをチェックして、視覚的な妨げが少ないページ、画像をオフにしてもきれいに表示されるページが上位に来る傾向があるという。今後、ユーザーの反響を募って品質の向上を図る方針だとしている。
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