AQUOSも囲い込み戦略 機器連動機能「ファミリンク」
シャープは液晶テレビ「AQUOS」を核に、HDMIとi.LINKでレコーダーなどの周辺機器と連携させた「AQUOS ファミリンク」を展開する。松下の「VIERA Link」と同様、利便性を高めてユーザーを自社製品で囲い込む。
シャープは8月2日、液晶テレビ「AQUOS」と接続したレコーダーなどの周辺機器を、1つのリモコンで連動操作できる新機能「AQUOS ファミリンク」を発表した。対応第1弾として液晶テレビ6機種、ハイビジョンレコーダー4機種、サラウンド機器2機種を9月以降、順次発売する。
同様の機能は、松下電器産業も薄型テレビ「VIERA」で展開している。テレビを核にした連動機能で操作性と利便性を高め、ユーザーを自社製品で囲い込むのが狙いだ。
HDMIケーブル接続機器間で連携操作する「HDMIコントロール機能」と、テレビとハイビジョンレコーダーとテレビをi.LINK(IEEE 1394)接続することで、シングルチューナータイプのレコーダーでも2番組同時に録画できるようにする「ハイブリッドダブレコ機能」が主な特徴。
HDMIコントール機能では、液晶テレビとハイビジョンレコーダー、サラウンドをHDMIケーブルで接続。レコーダー付属の専用リモコンを使い、ワンタッチ録画やサラウンドモードの切り替えなどが行える。
同日発表した液晶テレビ「AQUOS Gシリーズ」9機種のうち、37V型と32V型の計6機種がファミリンクに対応する。
松下の「VIERA Link」もHDMIケーブルで自社製テレビやレコーダーなどを接続し、VIERAのリモコンから簡単に操作できるようにした機能。4月から対応製品を投入し、好調に売り上げを伸ばしている。
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