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液晶テレビは欲しいけど、HDはよく分からない――薄型へシフトの米国市場
中でも液晶テレビの人気が伸びている。HD(高精細)への関心も高いものの、4割は「HDが何かよく分からない」と回答している。
米市場調査会社のNPDが発表した調査報告で、消費者の薄型テレビへの関心が高まっていることが明らかになった。
調査は今年6月にオンラインで実施された。これによると、回答者の40%がこの先1年以内に新しいテレビを購入予定と答えており、内訳は液晶15%、プラズマ12%、リアプロジェクション2%と、薄型テレビが大部分を占めている。中でも液晶テレビの人気が伸びており、前年の調査から11%増。一方、従来型のテレビを購入予定としたのは8%で、前年から2%減少した。27%が「壁に掛けられるテレビがいい」と回答している。
また、回答者の75%が「次のテレビはもっと画面の大きいものを」と考えており、19%が27〜32インチのテレビを、17%が40〜42インチの大型テレビが欲しいと回答している。
新しいテレビの購入理由のトップは「新しい技術へのアップグレード」。回答者の63%が「次は高精細テレビが欲しい」と答えた一方、40%は高精細テレビの特徴がよく分からない、という。NPDは「メーカーと小売店が協力して、高精細の薄型テレビについて、消費者の理解を深めていく必要がある」としている。
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