調査会社の米Diffusion Group(TDG)が、iTunesの長編映画ダウンロードサービスに対する消費者の意識調査を行った。報告によると、ブロードバンドを使用中の家庭のうち、こうしたサービスに「興味がある」と回答した家庭は23%に上ったものの、回答はサービスの値段により大きく変化。映画1本当たりの価格が15ドルを超えると、「興味がある」との回答は14%にまで下がるという。
関係者の間では、8月7日に開幕する米Apple ComputerのWorldwide Developers Conference(WWDC)で、新しいビデオiPodとiTunesの映画ダウンロードサービスを発表するのではないか、との声もある。しかし、今回の調査を手掛けたTDGの創立者マイケル・グリーソン氏は、「長編映画のダウンロードは、音楽やショートビデオのダウンロードとは全く違うもの。人々の映画の楽しみ方の好みを変えるのは、なかなか難しい」とし、iPodでの音楽サービス同様の成功を収めるかどうかには、疑問を投げ掛けている。
調査は2006年の6月に、全米2000の家庭を対象に行われた。調査報告は同社サイトで購入できる。
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