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開発者用のLinux携帯電話「Greenphone」発表
TrolltechのLinux用開発プラットフォーム「Qtopia」での開発やテストが、実際の携帯電話上で行えるようになる。
ソフトウェア開発企業のノルウェーTrolltechは8月15日、Linux対応の携帯電話「Qtopia Greenphone」を発表した。ソフトウェア開発者はこのGreenphoneを使うことで、Linux対応の携帯電話向けアプリケーションの開発や修正、テストを、実際に動いているGSM/GPRS端末上で行えるようになる。
ソフトウェア開発キットの一部として提供されるこのGreenphoneには、同社のLinux対応アプリケーション開発プラットフォーム/ユーザーインタフェース「Qtopia Phone Edition」が組み込まれる。Greenphoneは一般販売向けの携帯電話ではないものの、アプリケーション開発に活用できるよう、スマートフォン同等の機能を実現しているという。
GreenphoneにはLinuxカーネルが搭載されているほか、モデムやドライバ、デスクトップシンクロ用のソフトなども組み込まれている。また、オープンコミュニティーで開発されたソフトウェアも、コミュニティーのWebサイトからmini USBポート経由で入手可能。
Greenphoneは9月中旬に数量限定でリリースされる見通し。詳細はWebサイトで確認できる。
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