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MS、カーネギーメロン大学と「エンターテインメント奨学金」
マイノリティーや女性が対象。グラフィックスやゲームデザイン、コンピュータプログラミング分野での人材育成を目指す。
米Microsoftと米カーネギーメロン大学は8月16日、新しい奨学金プログラム「Microsoft Entertainment and Technology Diversity Scholarship」を発表した。この奨学金は、同大学のEntertainment Technology Center(ETC)修士課程のマイノリティー、女性の学生を対象に、Microsoftのエンターテインメント&デバイス部門が授与するもの。グラフィックスやゲームデザイン、コンピュータプログラミング分野での人材育成を目指す。
カーネギーメロン大学は、ETCで芸術とコンピュータサイエンスを融合したユニークな修士課程プログラムを提供。エンターテインメントテクノロジー修士という学位を発行する唯一の大学となっている。
最近のCommission on Professionals in Science and Technologyの調査では、アフリカンアメリカンやヒスパニックのIT技術者全体に占める比率はそれぞれ6.2%、5.3%。女性の比率は29%にすぎないという数字もある。
Microsoftのエンターテインメント&デバイス部門社長のロビー・バック氏は、「世界最高レベルの大学でデジタルエンターテインメント分野を学ぶ、という素晴らしい機会を、マイノリティーや女性の学生たちに与えることができ、嬉しく思う」とコメントしている。
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