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iMesh、「合法的なP2Pサービス」BearShare 6.0のβ版を発表
5月に買収したP2PサービスBearShareの新バージョン。音楽配信サービスへのアクセスとともに、SNS機能も追加された。
P2Pサービス会社米iMeshは8月17日、新サービス「BearShare 6.0」のβ版を公開した。同社が5月に買収したP2PサービスBearShareをベースに、携帯音楽配信サービス「ToGo」へのアクセスやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)機能を追加したもの。「P2Pファイル共有のメリットを織り込むとともに、著作権保有者への対価を保証するアプリケーション」だという。
iMeshが2005年に公開している「合法的」P2Pサービス「iMesh 6.0」のユーザーに対しても、ToGoへのアクセスやSNS機能などの新機能を数週間以内に公開する予定。
BearShare 6.0では、iMeshおよびBearShareネットワークの1500万の楽曲を利用可能で、中には大手レーベルやインディーズから許可を得た楽曲や、個人の作品など250万曲も含まれる。ToGoで提供されるこれらのコンテンツは、MP3やMicrosoftの「PlaysForSure」対応携帯デバイスで再生が可能。
SNS機能では、ユーザー同士がWeb上やインスタントメッセージングで情報交換ができるほか、コミュニティー内で写真や楽曲をシェアすることも可能だという。
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