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買い手と売り手が値を付け合う「ダブルオークション」10月開設

売り手と買い手が値を付け合う“証券取引所方式”のネットオークションサイトが10月にオープンする。一般商品向けでは国内初という。

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 売り手と買い手がそれぞれ価格を付け合う「ダブルオークション」方式を採用したネットオークションサービスを、福島県のベンチャーが10月2日に始める。システム開発を受託した日本ユニシスによると、同システムを採用した一般商品向けネットオークションは国内初という。

 新オークションを始めるのはE-RA(会津若松市)。特徴となるダブルオークション方式は、ある品物の売り手と買い手がそれぞれ価格を提示し、互いに条件が合えば売買が成立する仕組み。証券取引所での株式売買と同じ「注文付け合わせ方式」と呼ばれる。これに対し従来のネットオークションは、買い手か売り手のどちらか一方のみが価格提示を行う方式が一般的だ。

 E-RAが開設するネットオークションは新品のみが対象。売り手は同社が審査済みの法人に限定し、買い手は審査済み法人と個人が対象。当初はPC関連商品を中心に扱うが、年内に3万点まで商品数を拡大し、開設1年で200億円の年間取引を見込む。2年後には取り扱い数10万点、年間取引500億円を目指す。

 システム開発を担当した日本ユニシスは、電子取引システム「TRADEBASE21」の注文付け合わせ機能のノウハウを移植した。

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