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TiVo対EchoStar訴訟、販売差し止め命令にEchoStarが控訴
Tivoの主張を認め、EchoStarに販売恒久差し止め命令を出した地裁の判断を不服として、EchoStarが控訴。販売差し止めの執行は一時保留となっている。
デジタルビデオレコーダー(DVR)サービスの米TiVoと衛星テレビサービス米EchoStar Communicationsとの間の特許訴訟で、EchoStarに対して恒久販売差し止め命令が出されたが、EchoStarがこれに対して控訴。差し止め命令の執行は一旦保留となった。
TivoがEchoStarを知的財産権侵害で訴えていた裁判は、米テキサス州東部地区連邦地裁で争われていた。連邦地裁はTivoの主張を認め、EchoStarに対し、該当するDVR製品およびサービスの差し止めを命じた。これに対しEchoStarが控訴、連邦巡回控訴裁判所が8月18日、サービス差し止め命令の一時保留を決めた。これにより、EchoStarは当面、従来通りに製品やサービスの販売を継続できる。
差し止め命令の一時保留についてTivoは、「連邦控訴裁が最終決定前に書類を確認する間の、一時的なものと見ている」としている。
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