米IBMは8月21日、同社の技術がカナダ東部のケープ・ブレトン地方警察に採用されると発表した。
IBMでは、盗聴情報や調査ビデオなどの音声/動画情報や、取調べ記録などのテキスト情報をデジタル化するツールを開発した。このツールを使うと、捜査官が犯罪現場で集めた証拠を電子化して警察のデータベースに送信することができ、パトロールカーや街中など、どこからでもその情報にアクセスし、情報のシェアや検索、分析も可能という。この技術は現在、ケープ・ブレトン地方警察で、解決済み事件の情報を使って試験中だという。
IBMでは、同地方警察に加えてADM Solutions、ケープ・ブレトン大学など地元の関係者と共同で研究を続けている。
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