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甲子園と検索エンジンの夏休みNews Weekly Access Top10(2006年8月20日-8月26日)

ハンカチ王子に湧く甲子園球場を眺めながら、地方の商店と検索エンジンとの相性の良さに驚いた夏休みだった。

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 先週のアクセストップは、CGM(Consumer Generated Media)に関する連載記事。ネットユーザーが発信したコンテンツをビジネスに乗せるためのリスクとチャンスについて、「のまネコ」や「やわらか戦車」を具体例に解説している。

 ところで、アクセス3位の記事にあるように、記者は先週、甲子園(兵庫県西宮市)にある実家に帰省していた。ちょうど夏の甲子園の決勝戦が行われていた時期で、意味なく甲子園球場の周りをうろついてみたりした。

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8月21日午前11時ごろ(優勝決定戦の2時間前)の甲子園球場にはすでにかなりの数の人が集まっていた

 記者の実家は、甲子園球場の近くの住宅街で個人商店を営んでいるのだが、商店を運営する母親が「うちもホームページを持った方がいいかしら」などと言い出したので、ブログサービスを使ってごく簡単なブログを作ってみた。

 エントリーはたったの3つで、内容もスカスカのブログだったが、2日後「Yahoo!検索」を使って「甲子園+(業態)」のキーワードで検索してみると検索結果の一番上に登場。同じキーワードでひっかかる10万件近いページの中でトップに上がり心底驚いた。

 ただ、Googleのページランクはかなり下。開設以降まったく更新していないので、Yahoo!検索でも今はだいぶ下に沈んでしまっているが、更新すればまた上に上がってくるのだろう。

 SEO(Search Engine Optimization、検索エンジン最適化)など全く意識しないブログが検索トップにいきなり上がった背景には、甲子園には同じ業態の店舗が少なく、Webサイトを作るような店舗はさらに限られているため、甲子園+(業態)のキーワードが“空き地”だった、という事情がありそうだ。

 ネットと縁が薄そうな地域・業態は、ちょっとブログを作るだけでネット上では“有名店”になれそう。ネット界にはまだまだ広大な未開拓地が残っているんだろうなぁと感じたできごとだった。

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