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HPのダン会長、情報漏えい問題で引責辞任

HPのパトリシア・ダン会長が、報道機関への情報漏えい問題をめぐる違法調査の責任を取り、来年1月に辞任する。

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 米Hewlett-Packard(HP)は9月12日、パトリシア・ダン会長が来年1月に辞任すると発表した。引き続き取締役にはとどまるが、マーク・ハード最高経営責任者(CEO)が会長職を兼務する。

マーク・ハード氏
マーク・ハード氏

 HPは2005年のフィオリーナ前会長兼CEO解任の際、取締役会の機密情報が報道機関に流出したため、情報漏えい者を特定する調査を探偵会社に依頼。しかしこの探偵会社が、個人情報を使って取締役や記者になりすまし、電話会社から通話記録を不正入手していたことが発覚した

 ダン会長は公式リリースの中で「幹部による機密情報漏えいが続くという問題を解決するために必要な、重要な調査のさなかで事件が起きた。こうした漏えいは、HPの株価だけでなく、ほかの上場企業にも影響を及ぼす可能性がある。残念ながら、第三者によって行われたこの調査には、不適切な手法が含まれていた。われわれが理解していた内容を超えており、行われたことについては陳謝する」「不適切な調査手法が再び行われない措置を講じている」と語っている。

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