米Intelと独Siemensは9月14日、VoIP技術による統合通信ソリューションの共同開発で合意したと発表した。両社は、短期的には安全なワイヤレスネットワークと、リアルタイムかつオープンな統合コミュニケーションの共同開発を目標とし、長期的には通信サービスプロバイダー、金融サービス、デジタルヘルスケアなどの業界専用の、包括的なコラボレーション技術の開発を目指す。
また、企業およびサービスプロバイダーに向けては、リアルタイムコミュニケーションによるビジネスプロセス最適化の例を示していく。第1段階として、SiemensのOpenScapeプラットフォーム上でパーソナルポータル、統合コミュニケーション、ビデオ会議、モバイルクライアントなどのアプリケーションを動作させる。両社はIntelの研究所で技術開発を行い、2006年第4四半期には一部顧客に第1弾を披露する予定。
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