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米国のネット広告費、2006年は26.8%増
eMarketerの調査によれば、ネット広告費は過去2年間、年率30%強で伸びてきたが、2006年は26.8%とその伸びはやや鈍化する見通しだ。
米国におけるネット広告費は過去2年間、年率30%強で伸び続けてきたが、2006年には若干その勢いが鈍化し、前年比26.8%増となる見通しだ。調査会社eMarketerが9月25日にまとめた報告書で明らかにした。
eMarketerによると、2006年の広告費は、金額ベースでは159億ドルとなる。また、伸び率はやや落ち着いたものの、2010年末には250億ドルを超える見込みだ。
ネット広告費が全媒体の広告に占める割合は、2006年には5.7%だが、2010年には8.9%に拡大するとeMarketerは見る。
eMarketerによれば、従来メディアからインターネットへと出稿媒体が移行しつつあるが、ネット広告費の増加は広告業界全体を後押ししている。例えば2007年の広告費全体の伸びは1.4%にすぎない。しかし、ネット広告費の成長率15.1%を差し引くと、全体の成長率は0.6%となってしまうと、報告書は指摘している。
検索広告は2005年から2010年にかけて、毎年ネット広告費全体の40%以上を占める見通し。しかし大手広告主の関心はテレビ式のスポット購入に集中しつつあり、ビデオを含むマルチメディア広告のシェアが、2006年の9%から2010年には18%まで上昇する見込みだ。一方で、ディスプレイ広告は、2006年の21%から2010年には17.8%へと落ち込む見通しという。
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