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AOL会員がプライバシー侵害でAOLを提訴

AOL会員3人が、AOLの検索クエリーが流出したためにプライバシーが侵害されたとして、集団訴訟を起こした。

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 米AOLの会員3人が、AOLの検索クエリーが公開されたことによってプライバシーが侵害されたとして、9月22日に米カリフォルニア州北部地区連邦地裁で集団訴訟を起こした。原告代表の法律事務所Berman DeValerio Pease Tabacco Burt & Pucilloが25日、明らかにした。

 AOLは、約65万8000人のAOL会員が入力した、3カ月分約2000万件の検索クエリーを含むデータベースを、誰もがアクセス可能なサイトへ誤って公開した事実を7月31日に認めた。今回の訴訟は、AOLのデータ公開以降初の集団訴訟となる。2004年1月1日以降、本人の許可なく検索クエリーを公開されてしまったAOL会員全員が原告として定義される。

 原告側によると、データベースにはAOL会員が行った検索の日時、検索後にどのサイトへのリンクをクリックしたかなどのデータが含まれていた。またデータベースには会員の氏名は含まれていなかったが、検索結果には会員を特定できるような個人情報が含まれていたという。

 また、AOLはデータ漏えいについて謝罪はしたものの、状況修復の努力は何もしていないと原告側は主張している。

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