韓国LG.Philipsは9月28日、薄さ1.3ミリの液晶ディスプレイ(LCD)を開発したと発表した。現在使われているLCDは1.9〜2.9ミリで、今回の製品は業界で最も薄いLCDとなる。また、1.5〜1.8ミリという有機EL(OLED)技術を使ったディスプレイよりも薄いものとなる。
今回開発されたディスプレイは、携帯電話での利用を想定している。採用されれば、より薄型の携帯電話が実現するといい、スライド式携帯電話なら、薄さ10ミリの壁を破ることができるとLG.Philipsでは見ている。
新しいディスプレイは、10月3日から米国で開催されるSID(Society for Information Display) Mobile Displays 2006で公開される。
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