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ソニー、全世界でノートPCのバッテリーを自主交換
ソニーは、各社のノートPCに搭載されている同社製リチウムイオン電池パックを、全世界で自主交換すると発表した。バッテリーのトラブルが相次いでおり、ユーザーの不安を払拭するためにも自主交換が必要と判断した。
ソニーは9月29日、各社のノートPCに搭載されている同社製リチウムイオン電池パックを、全世界で自主交換すると発表した。バッテリーのトラブルが相次いでおり、ユーザーの不安を払拭するためにも自主交換が必要と判断した。交換スケジュールや対象機種など詳細は、PCメーカーと相談して近日中に発表する。
29日までに米Dell、Apple Computer、IBM、中国Lenovoが、ソニー製バッテリーに発煙・発火の危険があるとして、自主回収を発表した。ソニーは、同社のチウムイオン電池パックを採用している他メーカーのノートPCについても、交換の必要性を改めて調査し、必要と判断すれば交換用バッテリーの供給などを行っていく。
同社は今回の交換プログラムについて米国消費者製品安全委員会とも話し合っており、必要に応じて他の政府機関にも説明するという。
DellとApple製品で起きた発煙・発火の原因についてソニーは「電池に微細な金属片が混入してショートしたため。発煙・発火に至るかどうかはノートPCのシステム構成の影響を受ける」と説明しているが、IBM、Lenovo製品については「調査中」としている。
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