オンラインゲームプレイヤーの64%は女性――米Nielsen調査
全米に1億1700万人いるゲームプレイヤーの半数以上がオンラインゲームを楽しんでいる。しかもその64%は女性だ。
2006年の米国におけるテレビゲーム人口は約1億1700万人、うち56%はオンラインゲームを楽しんでおり、オンラインゲーマーの64%は女性であることが分かった。Nielsen Entertainmentが10月5日、今年で3回目となるActive Gamer Benchmark Studyの報告書をまとめた。
ゲームは一人での遊びとみなされがちだが、ゲーマーは週平均5時間、他人と一緒にゲームを楽しんでおり、特にティーンエージャーの場合は週7時間費やしていることが明らかになった。
Nielsenによると、ゲーマー人口の40%を占めるのは10代の子どもたちだが、約8%に相当する1500万人は45歳以上だった。またオンラインゲーマーの約3分の2は女性だが、ゲーマー人口全体では2対1以上と男性の方が圧倒的に多い。
数年前、PCゲームの危機が噂されたが、見事に復活を果たした。調査によると、ゲーマーの64%はPCでゲームを楽しんでいる。据置き型ゲーム専用機では、ソニーのPlayStation 2の所有率が59%で1位。2位がMicrosoftのXbox(33%)、3位が任天堂のGameCube(30%)。Xbox 360の所有率は15%だった。ただし据置き型ゲーム専用機の場合、複数を所有しているゲーマーが多い。ゲーマーの大半は種類の異なる据置き型ゲーム専用機を最低2台所有し、据置き型ゲーム専用機と携帯ゲーム機を両方を所有する率は、2005年の7%から2006年には16%へと上昇した。
また携帯ゲームを楽しむ人が増えている。据置き型ゲーム専用機でゲームをする時間は週平均14時間なのに対し、携帯ゲーム機では週17時間だった。またゲーマーの24%は携帯電話でゲームをしている。
関連記事
- 「太ってメガネ」は昔の話――男性世界に挑む女性ゲーマーたち
実力と美貌で注目を集め、ゲームメーカーにアピールする女性ゲーマーチーム。男性が支配的な業界では、「かわいい」という要素が有効であることを分かっているようだ。(ロイター) - 次世代ゲーム機戦争、北米の覇者はソニー――Yankee Group予測
- 普段ゲームをする機器は「携帯電話」が7割強――インフォプラント調べ
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.