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Motorola増収、業績予想は下回る
売上高は106億ドルで、前年同期比17%増。携帯機器の出荷台数は過去最高を記録、シェアも拡大したが、GSMインフラの販売などが伸びず、売上高は同社の業績予想を下回った。
米Motorolaは10月17日、第3四半期(7〜9月期)決算を発表した。携帯端末の出荷台数の伸びを受け、売上高は前年同期比17%増の106億ドルで、過去最高を記録。純利益は前年同期の17億5100万ドル(1株当たり69セント)から45%減って9億6800万ドル(1株当たり39セント)となった。前年の純利益には、Nextel株売却関連の利益(1株当たり32セント)が含まれていた。
携帯端末の出荷台数は前年同期から39%増加して、5370万台。第2四半期も上回り、過去最高となった。シェアも前年から3.8ポイント増加し、22.4%を獲得したという。
一方、iDEN対応の携帯端末やGSMインフラの売り上げが「予想より低かった」とエド・ザンダー会長兼CEOはコメントしている。
部門別の売上高では、携帯端末部門が前年同期比26%増の70億3000万ドルとなったが、ネットワーク&エンタープライズ部門の伸びはわずかにとどまり、27億8000万ドルの売上高となっている。
ザンダー氏は、「売上高はわれわれの業績予想をわずかに下回ったものの、(ストックオプション関連費用などの)一時要因を除けば、第2四半期と比較して利益率は改善している」と話した。
第4四半期の売上高は、118〜121億ドルを予想している。
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