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院内感染対策キーボード、英国の病院で採用

Advanced Input Systemsの「院内感染対策」キーボードを、英国の病院が採用。容易に洗浄できるデザインと、洗浄タイミングを知らせる機能などにより、キーボードに付着したバクテリアによる院内感染を減らすのに役立つという。

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 米Advanced Input Systemsの「院内感染対策」キーボード「Medigenic keyboard」が、米国の病院に続き英国の病院でも採用されることになった。11月2日、Advanced Input Systemsが発表した。

 Medigenic keyboardはタッチ方式のキーボードで、表面は平ら。通常のキーボード同様のレスポンスを保ちながらも、洗浄しやすくなっている。一定時間ごとにキーボードの洗浄タイミングを知らせる機能や、表面が適切に洗浄されたかを確認するセンサーも備えている。

 今回採用を決めた英国の病院の研究によると、キーボードを12時間おきに洗浄することで、バクテリア量を70%減らすことができるという。また、洗浄タイミングを知らせるMedigenic keyboardを採用することで、ルールを守ってキーボード洗浄を行う率が87%上がった。

 Medigenic keyboardは、既に米国の病院でも採用されている。米国Centers for Disease Control and Preventionの推定では、米国では毎年200万件の院内感染事例があり、9万人の死者と45億ドルのコスト増を招いている。また、複数の研究が、キーボードが重大な感染ルートだと指摘しているという。

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